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人文書院
「在日」と50年代文化運動
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朝鮮戦争とその後の政治的激動を生きた在日朝鮮人青年たちが時代と格闘しつつ遺したテキストを読む
詩人金時鐘、作家梁石日を知る上でも欠くことのできないサークル誌・同人誌として知られてきた幻の詩誌『ヂンダレ』『カリオン』
日本の植民地支配、終戦。そしてその後の朝鮮戦争に引き裂かれた故国に思いを馳せながら当時在日の青年たちはどのような思いを抱いていたのか。朝鮮総連の政治的要請からはじまり金時鐘を中心に創刊された幻の詩雑誌『ヂンダレ』『カリオン』。梁石日の自伝的著作『修羅を生きる』などでも知られる。しかし、それは、当初の政治的目的を離れ、在日文学のはじまりともいえる意味合いをもって独自の文化運動となっていった。金時鐘と鄭仁を招き開かれた当時を振り返ったシンポジウムの記録ほか、新たに若い世代とともに読み直す試み。資料編として、金時鐘の50年代の評論や梁石日の初期の作品など『ヂンダレ』『カリオン』他から当時の貴重な詩や評論を収録する。
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