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人文書院
力 美的人間学の根本概念
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近代的主体の哲学は、美学から始まる
人間は美をいかに捉え、美は人間をいかに主体たらしめるのか。本書はバウムガルテンとカントの美学を出発点に、ヘルダーからニーチェ、フーコーまでの系譜を人間にそなわる「力」という観点から辿り直し、美学史の刷新を試みる。現代ドイツで最も重要とされるフランクフルト学派新世代の思想家による、美的人間学始まりの書。
「美的な経験とは、実践的自由からの自由が存在するという経験である。この自由とは、固有の力を他の仕方で展開するための自由を与えられるということであり、それゆえ異他なる圧倒的権力への屈服などではない。美学の最後の言葉は、人間の自由なのである」(本書より)
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本書初版第一刷において、以下の間違いがありました。
・p.217(訳者解題)図二:第一章 「能力の美学」誕生前の背景 → 第一章 「能力の美学」誕生の背景
・p.235 Die Horazstelle lautet: » [D]er sprühende Geist, die wuchtige Kraft in Stoff und Sprache «.
→削除
・索引訂正
ニーチェ:230→228
プラトン:139→169
リッター:234→削除、240→240(イタリック)
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