商品情報にスキップ
1 1

人文書院

流れの中で

流れの中で

通常価格 ¥2,600 JPY
通常価格 セール価格 ¥2,600 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

流動化するアート

かつて芸術と美術館は作品を永遠化することを志向した。しかし現代では、デジタル化とインターネットにより、作品の制作、流通、鑑賞にいたるまで、すべての形態は流動化し、絶え間ない流れ(フロー)に晒されている。この状況において、アートはいかなる姿に変貌を遂げたのか。世界で最も注目を集める美術批評家グロイスによる、待望の現代アート論。

 「本書では、インターネットの興隆と現代美術作品の変化の相互関係と、デジタル化がわれわれの鑑賞態度に与えた影響に焦点が当てられている。グロイスは「流れ」――本書ではこの言葉は抽象的・比喩的に用いられているが、具体的には時間および時代の経過、情報の循環、市場における経済のフロー等を指している――の全貌を把握することは不可能だが、「流れ」にわれわれがアクセスする過程を記述することは可能であると主張する。グロイスの論考は、ポスト冷戦期から情報技術の興隆という時代の流れにわれわれが必然的に巻き込まれてゆくさまを、芸術を通して見定めているように思われる。」(訳者解題より)



関連記事1

アート・批評・理論の現在
――『流れの中で』と『ポスト・アートセオリーズ』をよりよく理解するための30冊

河村彩選書
https://note.com/jimbunshoin/n/n5aa9d66c0749

北野圭介選書
https://note.com/jimbunshoin/n/n3adadc2a0fda



関連記事2

イリヤ・カバコフ、ボリス・グロイス『ダイアローグ』(河村彩訳)
https://note.com/aya_kawamura/n/n515d31746be5?nt=_1630517

詳細を表示する