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人文書院

薩長同盟論

薩長同盟論

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敵対から融和へ、それはいかにして実現したか。
最も新しく、最も詳細な薩長論、ここに成る。

敵対していた薩摩と長州が手を組み討幕への道をひらいたとされる薩長同盟。しかし、そこに至る経緯を詳細にたどると、薩長の思惑のずれが見えてくる。それは明確な「軍事同盟」ではなく小松帯刀と木戸孝允との「覚書」と呼ぶべきものだったのではないか。文久二年から慶応二年までの四年間、目まぐるしく変化した情勢を整理し、同時代の一次史料から幕末史の再構築を試みる意欲作。

「本書では、これまでの先行研究にも十分に目配りをしながら、主として薩摩藩にかかわる一次史料の再検討と当時の政治動向の分析を精緻に行うことによって、あらたな薩長同盟論を展開したい。これまでに、多くの研究者が使用してきた史料もふんだんに用いることになるが、場合によっては筆者独自の視点からの新たな解釈を加えたい。原則として一次史料のみに依拠し、多角的に分析した政治動向と突き合わせながら、実証的に分かり易く論を進めたい。その際には、薩長藩閥史観や司馬史観といった、これまでの通説を培ってきた歴史観へ挑戦することとなろう。」(本書より)

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