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ラカン『エクリ』(1966年)の初めての完全版英訳者ブルース・フィンクによる、忠実な読解。シニフィアン連鎖を扱った「無意識における文字の審級」、欲望論「主体の転覆」など、ラカンの代表的論文、概念が明晰な読解で甦る。
「本書は初の試みとして、ひとつの暗黙の挑戦に取り組もうとするものである。すなわち、ラカンをラカンの言葉にもとづいて読むこと、ラカンのテクストを文字に添ってà la lettre――つまり文字どおりに、かつ文字に向きあって――読むことである。」(フィンク)
本書の読解作業は、ラカンの作品のうちに結晶化する文字への感性にたいして、内容の次元からのみならず、実践の次元からも、忠実な応答を試みたものなのである。わたしたち読者もまた文字への感性に忠実に、すなわち「文字に添って」本書を読むことが求められよう。著者の助言どおり、本書の傍らに『エクリ』の仏語原典なり、邦訳なり、英訳なりを用意しつつ、文字から文字へと繰り広げられるラカン読解の妙味を追いかけていただきたい。(「訳者解説」より)
序文(PDF)→★
***
【修正】
下記の通り修正いたします。
24頁、17~20行目
誤:「ラカンは単に、目の前で演じられた分析的な知を患者の手に関わる症状に適用して見せたのであったが、それに対してこの北アフリカ出身の患者が以前に作業を行っていた分析家は、その症状をマスターベーション、さらにおそらくはその禁止によるものであるとした。」
正:「ラカンの前にこの北アフリカ出身の患者と作業を行っていた分析家は、手に関わる症状に単に既存の精神分析の知識を適用して、これはマスターベーションのせい、あるいはその禁止のせいであるとした。」
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