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人文書院
沖縄闘争の時代1960/70
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未発の政治を模索し続ける者たちの、決して終らぬ営み
1972年5月15日、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還された。沖縄闘争とはその「本土復帰」前後の時期においてさまざまな形で、アメリカ軍による占領と日米両政府の政策を批判的に問うた社会的・文化的運動である。本書では具体的に、ベ平連、大阪沖縄連帯の会、竹中労、沖縄ヤングベ平連、反戦兵士、沖縄青年同盟などを取り上げ、沖縄/日本/アメリカという分断を乗り越えようとした豊穣な思想性を、膨大な資料から丹念に拾い上げる。歴史に埋もれた数々の運動を掘り起こし、ミクロな社会運動研究とマクロな国際関係史研究を接続。沖縄問題を、あの島の問題ではなく、私たちが生きるいまこの場所の問題へと転換する、新鋭による歴史社会学の熱き労作。
「沖縄闘争は、基地を残したままの沖縄返還を止められなかった/変えられなかったという意味では、敗北している。そして、筆者は、その敗北を既に知ってしまっている。けれども、現在を生きる者の高見や枠組みから、過去を従属させて論じることはできない。だからといって、過去の運動を無前提に称揚したり、擁護するべきだ、というのでもない。敗北に必死に向きあい、抗いながら、それでも言葉を紡ぐという行為を、そのプロセスに同伴するようにして、内在的に記述することが求められる。それが、どこまで達成できたかはわからないが、本書はこのような意味で内在的な記述を試みる。」(序章より)
序章(PDF)→★
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