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人文書院

老いと病でみる幕末維新

老いと病でみる幕末維新

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その歴史は人びとの体調のせいで変わったかもしれない

歴史学に新たな視野を切り拓く意欲作

日本史上もっとも波瀾に満ちた幕末維新の日々を、人びとはどう生き、何を考え行動し、老い、病み、死んでいったのか。徳川慶喜、孝明天皇などの権力者をはじめ、九州小倉の無名の庄屋・中村平左衛門まで、その人生を、老いと病の視点から捉え直し、存在の奥底にまで迫る歴史学の新たな試み。大病を患った著者自身の経験があったからこそなしえた、ベテラン研究者による円熟の成果。

「振り返れば、私は、ここ数年、老病死の問題を視野に入れない歴史学の研究は不自然だと、折りにふれ書いたり喋ってきた。自分の性分もあって、声高(積極的)ではなく、どちらかといえば遠慮がちにだが、時に訴えてきた。こうしたことの前提にあったのは、これまでの歴史学があまりにも健常者中心(というか、有り体に書けば、健常者の視点のみに立っている)の視点で叙述されてきていることに対する、私の疑問や批判であった。」(本書より)

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