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人文書院

海の幕末日本

海の幕末日本

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海の視点から幕末を捉える

黒船来航から動乱が始まった幕末日本にとって、海防は喫緊の課題であった。一方で、西洋諸国にとって日本の海は未知の危険な領域であり、航海のための測量と海図の作製が急がれた。そうした海防と測量の駆け引きに、攘夷と開国に揺れる国内の動乱が加わり、政局は目まぐるしく変化する——。海の攻防をめぐり複雑かつ激しく揺れ動いた政治過程を、おもに大阪湾を舞台に海の視点から描き出し、新たな幕末史像を提示する画期作。

「外国船による測量と、日本側の海防とが、どのような衝突を生み出し、またその衝突は幕末日本の政治や外交、社会にどのような影響を与えたのであろうか。繰り返しになるが、本書は「つなげる」と「防ぐ」の両側面から、欧米諸国と日本との外交交渉や、日本国内の動向をたどり、新たな幕末史像を提示することを試みる。」(本書より)

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