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人文書院

原爆80年

原爆80年

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「核の力が支配する世界が現実だ」と達観していいのだろうか

広島・長崎の経験から核廃絶への具体的な道筋を多角的に探る

歴史学、社会学、メディア論、国際関係論など多彩な視点から「被爆と核」の過去・現在・未来を徹底検証し、被爆地の内側から、そして外側からの視線によって、これまで自明とされてきた記憶を問い直す。諦観を打ち破り、未来への声を上げるための書。

 

核兵器が使用されたら、いや核兵器が存在するだけで、影響を受けない人間は地球上に一人もいない。このことは原爆が初めて使用された八〇年前から現在も変わらない。同時に、国籍、年齢、職業など関係なく、人類一人ひとりが、何かできる。平和や核問題の運動に参加できなくても、声を上げることができる。たとえ声を上げることができなくても、陰ながらの応援はできる。この本を分担執筆した研究者と実務者は、自分の研究や活動領域を言葉に綴ることで声を上げ未来に向けて提言をした。冒頭に書いた現在の核をめぐる現状に悲観や絶望をしてはならないし、する必要もない。〔中略〕核兵器は明白で、差し迫った、究極の危機だ。未来に向けて核廃絶を実現しなければならないし、そのために、わたしたち一人ひとりは声を上げることも、何かをすることもできる。
(「序章」より)

【広島市立大学国際学部叢書 15】

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