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人文書院
人文学のための計量分析入門
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なぜ解釈するのではなく数えるのか
数量的なアプローチは、テキストの精読に依拠する伝統的な研究方法にいかなる価値を付加することができるのか。数字の盲信に陥らず、人文学における数量的研究の威力と限界をもってその疑問に答える、歴史的資料を扱う全ての人に向けた恰好の書。
数量的手法にも過失や改竄の危険性は存在する。けれども、数量的手法には実際のところ、調査者が選択や手順を明確にすることを余儀なくされるという利点がある。仮説は明示され、その限界も考慮される必要がある。そして、資料の数量化や分類が困難であることが判明した場合には、その資料は新たな視点から検討され、新しい方法で解釈されなければならないだろう。また、数量的手法は、研究者に多数の異なるアプローチを――多くの失敗をしながら――試し、また異なる規模で分析を行うよう促す。数量的手法は、歴史学の直感や創造性を制限するのではなく、むしろ刺激することが可能である。
(「結論」より)
原書:Claire Lemercier and Claire Zalc, Quantitative Methods in the Humanities : An Introduction, translated by Arthur Goldhammer, University of Virginia Press, 2019.
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