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人文書院

顔を失った兵士たち

顔を失った兵士たち

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第一次大戦、戦闘で顔が壊れた兵士たち

手足を失った兵士は英雄となったが、顔を失った兵士は、醜い外見に寛容でなかった社会にとって怪物となった。塹壕の殺戮からの長くつらい回復過程と形成外科の創生期に奮闘した医師の実話。

戦争の現実と一縷の希望を描くヒューマン・ノンフィクション!

                                  

ニューヨークタイムズベストセラー/ガーディアン紙 年間ベストブック

著者が本書で取り組んだのは、二〇世紀の形成外科医として必ず名前の挙がるハロルド・ギリーズ(一八八二―一九六〇)の活動と、形成外科そしてそれが美容整形へと発展する過渡期である第一次世界大戦期に、顔面損傷兵士への医学的社会的な支援のスペクトラムがどう展開したかを明らかにすることである。(中略)本書は、彼らの医学的な活動に加えてその際に考えたことや心の動き、それに日常生活の様子などが書き込まれるという、ノンフィクションならではの描写からそれぞれの個人を一人ずつ際立たせている。(「解説」より)

★形成外科医・ハロルド・ギリーズ★

ケンブリッジ大学で教育を受けたニュージーランド人のギリーズは、戦線で人間の残骸を目の当たりにして、形成外科という黎明期にあった分野に興味を抱くようになった。英国に戻った彼は、顔面再建だけを専門とする世界初の病院のひとつを設立した。そこでギリーズは、引き裂かれたものを再建し、破壊されたものを再創造することを使命とするユニークな施術家グループを集めた。本書はギリーズの独創的な手術の工夫を、人生を狂わされ、トラウマと向き合う兵士たちのドラマチックな物語とともに紹介している。その結果、医療がいかに芸術となりうるか、そして容赦ない恐怖の前で勇気と想像力が何を成し遂げうるかについて、鮮やかに描かれている。

LINDSEY FITZHARRIS

THE FACEMAKER: A VISIONARY SURGEON’S BATTLE to MEND the DISFIGURED SOLDIERS of WORLD WAR Ⅰ

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