人文書院
優生保護法のグローバル史
優生保護法のグローバル史
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ナチ・ドイツの惨劇を経た世界は、なぜ優生保護法を認めたのか
人間の「質」に優劣を定め、劣った形質の者の生殖機能を強制的に奪う優生保護法。基本的人権を不可侵で永久に保障すると謳う新憲法を自ら起草したGHQの占領下で、この法律はなぜ成立したのか。その背景を、世界的な優生政策・人口政策・純血政策の潮流のなかに探る。
戦後に人口爆発を予見していた世界にとって、人口問題とは出生率をどのように下げるのかという「量」の問題であった。ここで付け加えておかなければならないのは、それが同時に「質」の問題でもあった、ということである。それは、すなわち先進国においては出生率が低下しているにもかかわらず、「第三世界」においては人口が急増していることこそが問題なのであり、言い換えると「グローバルな逆淘汰」が問題となっていたのである。それゆえに、人口抑制策としての優生保護法の真価、すなわち「第三世界」においてどのようにすれば出生率の低下がもたらされ、人口抑制が達せられるのかに注目が集まっていた。
(「はじめに」より)
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【編者・執筆者(執筆順)】
豊田真穂(とよだ まほ)
早稲田大学文学学術院教授
小野直子(おの なおこ)
同志社大学文学部教授
紀 愛子(きの あいこ)
早稲田大学等非常勤講師
寺尾範野(てらお はんの)
早稲田大学社会科学総合学術院准教授
クリスティン・デ・マトス(Christine de Matos)
ノートルダムオーストラリア大学文理学部研究員
マシュー・コネリー(Matthew Connelly)
ケンブリッジ大学人類存亡の危機研究センター所長。コロンビア大学歴史学部教授
保明 綾(ほめい あや)
マンチェスター大学準教授(Reader)
竹内愛子(たけうち あいこ、Aiko Takeuchi-Demirci)
スタンフォード大学国際関係論学科専任講師
サラ・コブナー(Sarah Kovner)
コロンビア大学サルツマン戦争・平和研究所上席研究員。イェール大学国際安全保障研究所研究員、フロリダ大学准教授
有賀ゆうアニース(あるが ゆう あにーす)
大阪公立大学経済学研究科特別研究員PD
玄在煥(현재환、Jaehwan Hyun)
釡山大学教養教育院准教授
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