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核エネルギー言説の戦後史1945-1960
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被爆の記憶があったからこそ、 原子力の夢へと向かった戦後日本
1945年8月、広島・長崎は焦土と化した。戦後日本はその廃墟から、原子力への恐怖と平和への願いを抱き出発したはずであった。しかし、わずか数年後、原子力の平和利用という夢に人々は熱狂する。被爆の記憶があったにもかかわらず、いやそれゆえに…。敗戦からの15年間、原爆と原子力という二つの「核」をめぐって何が言われ、人々はそれをどのように受け止めたのか、中央メディアから無名作家たちのサークル誌までを博捜し社会全体を描き出す、1984年生まれの新鋭デビュー作。
山本昭宏(やまもと・あきひろ)/1984年、奈良県生れ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、日本学術振興会特別研究員、京都大学文学部・立命館大学非常勤講師。専攻は現代文化学、メディア文化史。論文に、「『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶」(『「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー』人文書院)、「科学雑誌は核エネルギーを如何に語ったか」(『マス・コミュニケーション研究』79号)、「「ヒロシマ」研究の現状と展望」(『史林』第95巻第1号)、「原爆投下以後、反原発以前」(『現代思想』2011年5月号)など。
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